韓国最大の農協視察受け入れ
分類:管内News 東西南北
2025.07.17
7月10日、韓国最大の農協である順天農協、津上農協、韓国農協中央会の役職員で構成された視察団12人を受け入れました。この視察団は、日本の農業やJAの取り組みを学び、今後の課題解決に活かすことを目的として来訪しました。
一行は、大分県の山椒農家の視察後、JAみなみ筑後を訪れ、管内の介護施設「あぐりの郷」を見学し、施設では、JAが運営する介護事業の内容や取り組み、日本の介護の現状について説明が行われたほか、運動機器や入浴の視察が行われ参加者は熱心に耳を傾けていました。
意見交換会では、JAグループ福岡の乗富会長が「約3000年前に韓国から伝わった稲作が今でも残っている。日本の農業・農協を学んでいただきたい。そして、これから農協間での交流もやりたい。」と語り、当JAの大坪組合長は「高齢化による担い手不足といった課題に対し、地域密着型の介護や農業支援を強化している」と述べました。
その後、日韓両国の農業協同組合が直面する課題について活発な意見交換が行われ、スマート農業の導入や若手育成、気候変動対応などについて具体的な事例が紹介されました。
参加者からは「異国の農業・福祉制度を学ぶ貴重な機会だった」「今後の協力関係につながる有意義な視察だった」との声が上がりました。
今回の視察を通じて、両国の農業協同組合が抱える課題とその解決に向けた方向性への理解が深まり、今後の国際的な交流・連携に向けた大きな一歩となりました。