組合長挨拶
この度、第25回通常総代会終了後の理事会において、代表理事組合長に就任致しました。前任の乗富幸雄組合長がJA福岡中央会会長に就任され、会長選出のJAとして責任の重さを痛感している所でございます。浅学非才でございますが、粉骨砕身職務に邁進する所存であります。皆様方のご指導、ご支援を切にお願い申し上げます。
農業、JAを取り巻く情勢は年を経る毎に厳しくなっており、今後対応すべき問題、課題は山積しています。2016年施行の改正農協法における附則「5年後検討条項」の期限が来年の3月までと迫っており、規制改革推進会議や農林水産ワーキンググループの農協改革への議論は本格化する見通しであります。准組合員の利用規制のあり方検討や信用事業譲渡、代理店方式の活用への動きは依然としてくすぶっています。また、2022年4月設立をめざして約3年間に亘り協議検討してきました県域オールJAについては、県下20JAの足並みが揃わず、今後も協議検討は続けるものの、重点取組課題は総合事業としての機能を発揮するため、信用、共済事業の収益低下を補う持続可能なJA基盤の確立、強化に向けて①営農経済事業の収支改善、収益力向上②店舗やATMの再編・店舗機能の見直し等を重点に県下JAで取り組んで行くことで決定しました。そのため、当JAにおいても業務改善プロジェクトを立ち上げ、本格的に検討、実践してまいります。
JAは農業者が組織する協同組合です。組合員の農事組合加入率も約60%となり、女性部や青年部員等も年々減ってきています。組織加入率や利用率、集荷率をアップしなければ営農経済事業の収支改善はありえません。組合員の皆様と対話活動を大切にしながら、意見を集約しJAの経営、運営に生かして行くと共に情報発信機能を強化してまいります。
新型コロナウイルス感染は長期に亘り、組合員の営農やくらし、地域社会に対して広範囲に悪影響を及ぼし続ける懸念がありますが、役職員一丸となって組合員や地域住民から信頼され、期待に応えうるJAを目指して努力致す決意であります。
最後に組合員の皆様方の益々のご繁栄とご多幸を心から祈念し、ご挨拶と致します。