組合長挨拶
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は JA の総合事業に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、近年は猛暑の影響により、生産者の皆さまが農作業中に熱中症を発症する事例が増加しております。農家組合員の生産現場では、これに対応するため圃場管理の見直しや新たな技術の導入など、日々ご苦労が続いているものと存じます。
そのような中、「食料・農業・農村基本法」の改正法案が通常国会にて成立いたしました。施策の方向性をより具体化し、平時から食料安全保障を確保する観点から、初動の5年間で農業の構造転換を重点的に推進する内容となっております。
また、食料安全保障や農業の持続的な発展に向けた目標が示され、最終的には農業経営の「収益力」を高め、農業者の「所得向上」を図ることが掲げられています。今後は、コストの明確化や消費者理解の醸成などを通じ、食料システム全体で合理的な費用を考慮した価格形成が求められております。JAとしても、これらの動向をしっかりと注視し、農政連と連携しながら農家所得向上に向けた要請活動を行ってまいります。
一方、このような環境変化の中で、本JAの経営は依然として厳しい状況が続いております。農家組合員の高齢化や次世代の担い手不足により正組合員数が減少し、総合的に収益が低下していることが主な要因です。
この課題を克服すべく、令和6年度下期より新たな部署「あぐり支援室」を立ち上げ、農家組合員に寄り添った取り組みを進めることで組合員基盤の維持・拡大に努めてまいります。
また、JAグループ福岡では中期方針(令和7~9年度)がスタートし、「農業を強く、元気に、もっと身近に 、組合員の想いを実現できるJAへ」を掲げ、2030年には県域オールJAの実現に向けた研究を進めております。
本JAにおきましても、第8次地域農業振興計画(令和7~9年度)の初年度を迎え、「1.農業所得の増大」「2.持続可能な農業の実現に向けた営農活動」「3.安定供給を支える物流・販売の強化」を基本方針に据え、取り組みを推進いたします。
今後も農家組合員との対話活動を大切にし、いただいたご意見をもとに、「不断の自己改革」の3つの基本目標である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を継続して実践してまいります。
また、産地の将来を見据えた担い手育成や、JA運動の次世代リーダー育成を目的とした「組合員大学」を引き続き開催し、地域農業の振興・活性化、さらにはJA経営基盤の確立・強化につなげてまいります。
最後になりますが、農家組合員や地域の皆さまから信頼され、期待に応える「JAみなみ筑後」づくりに、役職員一丸となって取り組んでまいります。
今後とも、皆さまの温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
農家組合員の皆さまにとりまして、素晴らしい一年となりますよう心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

代表理事組合長
大坪 康志







