病害虫防除の徹底を指導 いちじく夏期管理講習会

2017.06.12

 

 

 いちじく部会は6月7日、南筑後普及指導センターと連携し、いちじく夏期管理講習会を開催しました。毎年、梅雨入り前のこの時期は、疫病の発生が課題となっているため事前に病害虫等の発生を防ぎ、高品質な果実生産を行うため、管内のいちじく園地2カ所を巡回し現地指導を行いました。

 講習会には、管内のいちじく生産者ら10人が参加し、新梢管理、土壌管理、病害虫防除について再度確認を行いながら、現在の生育状況や疫病等の防除を中心に今後の栽培管理上の留意点をJA指導員が説明しました。生産者はメモをとったり質問したりと熱心に耳を傾け積極的に研修会に参加しました。

 29年産のいちじくは、「ドーフィン」「とよみつひめ」ともに発芽日が昨年より10~14日程度遅れていましたが、4月~5月下旬の気温が高かったため生育は順調に戻りつつあります。また、着果は良好で病害虫の発生は現在のところ少ないです。JA指導員は、部会の課題である疫病について「降雨が多い時期は注意が必要です。薬剤の予防散布、発生果実の除去が大切です」と生産者に呼びかけました。(写真=病害虫の有無を確認する普及指導センター職員(写真左)と生産者)