治水・無病息災願う 延命地蔵尊「地蔵盆」

2017.08.31

 

 

 8月24日、JAみなみ筑後管内のみやま市瀬高町小田の「延命地蔵尊」で、地蔵盆が開催され、水害防止や無病息災を願い多くの参拝客で賑わいました。延命地蔵尊は、天保5年(1834年)に治水・無病息災を願って建てられ、等身大約1.6㍍にもなるお地蔵さんです。十難・十福の佛ともいわれ、福を授けるとも伝えられており、地域住民をはじめ、みやま・大牟田・筑後市など近隣の市から連日多くの人が参拝に訪れています。毎月、4日、14日、24日を地蔵尊の御日と定め、毎年、お盆が終わる8月24日には地蔵盆を開催。雑草の刈り取りや河川敷の整備等、地蔵尊の管理をしている同JA組合員の坂田光広さん(69)ら延命地蔵尊世話人会が、訪れた参拝客にお菓子やジュースを手渡し接待を行いました。
 今年は、九州北部豪雨の被災地の復興祈念も兼ねており、夜になると、みやまいいまち会がみやまの特産品であるハゼの実から搾った蝋で作った手作りのキャンドルに火を灯し、約70人の参拝客を出迎えました。坂田さんは、「地蔵尊の管理はとても大変だけれども、多くの人の願いや祈りが詰まった地蔵尊をこれからも守り続けていきたい」と思いを述べました。(写真=訪れた参拝客をもてなす延命地蔵尊世話人会(写真右))