三池土曜市存続に向け、出荷者育成グループ立ち上げ

2017.05.25

 

 JAみなみ筑後三池支所女性部は今年、出荷者が減っていた青空市「三池土曜市」を存続させるため、新たな出荷者グループ「グリーン花てぼ会」を結成しました。メンバーは女性15人。これまで4人だった出荷者が一気に増え、25年続く土曜市は以前の賑わいを取り戻しつつあります。魅力ある農産物を売り出していくため、グループは野菜の栽培講習会なども開き、レベルアップを目指す考えです。

 土曜市は毎週土曜日、JAの三池支所前で生産者自らが開くバザーです。開設当初は約20人の出荷者がいましたが高齢化などで減り続け、最近は品数がそろいにくくなっていました。「愛着のある土曜市を残したい」。花てぼ会のメンバーは、そんな思いで率先して集まりました。

 4月から本格的に動き出し、今はタマネギやソラマメといった旬の農産物や、その加工品等を販売しています。高品質な農産物の栽培に向けてメンバー同士の情報交換も活発に行われています。活動にはJAも協力し、「家の光」記事の活用や、大牟田市の職員を講師に招いた栽培講習会を開くなどして支援します。

 グループの会長を務める、大牟田市の梅野節子さんは「三池土曜市の火を消さず、守り続けていく。そのために皆さんと楽しく積極的に活動したい」と意気込んでいます。(写真=高品質な農産物栽培に向けて情報交換を行うメンバー)