冬春なす栽培が始まります!!
分類:管内News 東西南北
2021.08.27
JAみなみ筑後瀬高選果場は8月中旬から、生産者へのなす苗の引き渡しを行っています。JAみなみ筑後瀬高なす部会員へ、9月末までに約24万本を供給します。同選果場では、品種は「PC筑陽」を取り扱います。生産者は、受け取った苗を順次定植し、10月から翌年7月にかけて収穫を行います。
「PC筑陽」には単為結果という特性があり、花粉の受粉やホルモン処理をしなくても果実が肥大します。従来の「筑陽」と比べ労働時間やコストの削減につながるが、樹勢の維持など栽培管理が重要となります。
今年度は記録的な大雨により、定植が遅れている圃場が見受けられます。定植が遅れると苗が老化し、定植後うまく活着しにくくなるため、できるだけ早めの定植や鉢上げによって苗の老化を防ぐよう努めています。担当者は「いよいよなすの時期が始まる。高品質なすの生産、前年度の収量・単価を超えられるよう努めていきたい。」と話します。
JAみなみ筑後瀬高なす部会は、部会員数192人で48ヘクタールを作付けし、県内第1位の生産量を誇ります。主に関東・関西・九州の市場へ出荷し目標販売金額27億円、目標出荷数量6700トンを計画しています。