青果率・ブランド率向上図る ハウスみかん出荷スタート

2017.05.19

 

 

 山川総合集出荷施設で5月16日より、平成29年度産ハウスみかんの集荷が始まり、19日から選果・出荷をスタートしました。今年産は、秋の気温が高く加温日が遅れたため、昨年に比べ10日遅れての集荷となりましたが、生産者の適切な栽培管理により果実内容、外観共に良好で、S階級を中心としたパック規格で糖度12度、酸0.8度という仕上がりになっています。集荷は6月中旬をピークに8月上旬まで続き、主に北陸・九州へ出荷し、集荷量は全体で60㌧を見込んでいます。

 管内のハウスみかん園地は、「北原早生」を中心とした改植を行い、栽培しやすい環境が整ってきており、省エネ対策としてビニール被覆の多層化やヒートポンプの導入に積極的に取り組んでいます。また、高品質果実生産に向け、パック中心の階級作りを勧めています。集出荷を迎え、柑橘部会ハウスみかん研究会の河野正春さんは「糖酸バランスも良く、美味しいみかんができたのでぜひ味わってほしい」と話しました。(写真=自慢のみかんを選果場に持ち込む河野さん)