ダリア装花で市場PR◇ダリア・リキュウソウ研究会10周年

2018.05.22

 

 

 JAみなみ筑後ダリア・リキュウソウ研究会が創立10周年を迎えました。これを記念し4月13日に福岡の福岡花市場、4月23日に東京の大田花きで、10周年記念展示としてダリアをメインとした装花を行いました。競り前には挨拶が行われ、田中直樹研究会会長は「良いダリアの生産を目指し10年が経過しました。ここまでこられたのは、お客様のおかげだと感謝しています。これからもさらに高品質なダリアの生産を目指しますので宜しくお願いします」と力強く挨拶しました。

 同研究会は生産者5名、作付面積約3,500坪で年間45万本の出荷量を目指し生産を行なっています。5つの市場に出荷しており、福岡花市場、大田花きはメイン市場。今作は福岡花市場に11万本、大田花きに14万本の出荷を予定しています。出荷は5月中旬まで行われ、現時点でそれぞれ10万5000本、13万本を順調に出荷しています。同研究会では生産者間の品質差のない高品質なダリアを生産し安定的に供給する事を第一の目標としており、日頃から生産現地検討会や出荷物の品質確認会をこまめに行なっています。さらにダリアの品質維持の為、いち早くダリア専用の鮮度保持剤を導入し、採花後から市場到着までの前処理を行なっています。現在は買い手にもダリアの観賞価値を高めるため、吸い上げるタイプやスプレーで吹きかけるタイプの鮮度保持剤を使った後処理方法を発信する事に力を入れており、花き関係のフェアに参加したり、自らダリアフェアを開くなど、後処理方法の周知に努めています。(写真=記念展示を観賞する来場者)