極早生みかん「日南の姫」出荷スタート

2018.10.12

 

 JAみなみ筑後山川総合集出荷施設で9月14日より、極早生みかん「日南の姫」の集荷が始まり、15日から選果をスタートしました。今年産は、生産者の適切な栽培管理により果実内容は良好で着色も進み、階級はS中心の糖度9.5度、酸0.9%という仕上がりになっています。また、福岡の奨励品種である「早味かん」については、9月18日より出荷を開始し、その後極早生みかん「日南1号」へと続きます。極早生の出荷は9月下旬をピークに10月中旬まで続き、「北原早生」については10月中旬より集荷、引き続き早生の集荷を予定。主に関東・北陸・九州へ出荷し、集荷量は全体で6,500トンを見込んでいます。

 同JA管内のみかん園地は、基盤整備や改植事業が進み、糖度増加と着色促進に効果があるシートマルチ栽培に取り組む園地が60%以上を占めています。また、20年生以下の若い木も全体の6割を占め、栽培しやすい環境が整ってきたことで、後継者も増え、園地・後継者共に若返りを見せています。集出荷を迎え、担当職員は「青果率、ブランド率向上を図りながらみかん全体で販売金額15億円達成を目標に頑張っていきたい」と話しました。(写真=厳しく選果する作業員)