大麦「はるしずく」品質良く全量1等・はるしずく初回検査!

2020.05.25

 JAみなみ筑後は5月18日、山川ライスセンターで2020年産「はるしずく」の初回検査を行い、農産物検査員がサンプルを1粒ずつ、被害粒、病害粒の有無などを分析し、全量1等に格付けしました。今年産は充実度・粒形・粒ぞろい等の形質が良く、未熟粒の混入も僅かで、病害などの被害粒がほぼないため、1等上位の品質となりました。今後、品種名から名付けた焼酎「はるしずく」用などに出回る予定です。
 今年産は播種後から3月まで高温で推移したものの、4月に入り低温となったことで生育は落ち着きました。しかし、5月に入りまた高温で推移したため、例年に比べ7日程度早い生育となりました。はるしずくの荷受けは5月12日から始まり、約3500㌧の集荷量を見込みます。
 18日の検査に立ち会った県JA農産物検査協議会の農産物検査員は、前年産と今年産の大麦のサンプルを比較し、1粒ずつ丹念に分析しました。仕上がりについては「今年も粒ぞろいが良く、品質の良い大麦がとれた」と話しました。管内は、はるしずく収穫後、小麦「シロガネコムギ」、「ミナミノカオリ」の刈り取りに移り、乾燥調製が終わり次第検査を行っていきます。