実需者と直接対話~麦産地交流会~

2017.05.31

 

 

 5月26日、需要に応じた麦の生産拡大を目的に、本所で実需者との産地交流会を初めて開きました。これまで県全体での交流会しか行われておらず、JAみなみ筑後の麦に対する細かい要望や意見を聞き取るため、日清製粉など製粉会社5社を招き、麦の需給を巡る情勢や管内の生育状況について意見を交わしました。

 メーカーに加え、産地からは生産者を代表して麦大豆部会の役員やJAの役職員ら15人が参加し、乗富幸雄組合長は「麦は産地の特産物といえる存在です。実需者の声を聞きながら良い麦を作っていきたい」と話しました。また、JAみなみ筑後管内の平成27、28年産の麦が不作気味だったため、メーカーは29年産の出来栄えに関心を多く寄せ、「国産麦に対する需要を高まっています。期待に応えるには、数量を安定してもらうこと、タンパク質など、品質を安定してもらうことが重要です」といった意見が上がりました。(写真=積極的に意見を交わす参加者)