充実度も良く、全量一等に格付け 麺用小麦「シロガネコムギ」初回検査

2017.06.05

 

 

 JAみなみ筑後管内で5月31日より、小麦「シロガネコムギ」の収穫が始まりました。今年産は出芽が良好で粒の充実度が良く、高品質に仕上がっています。5日にあった初回検査では、県JA農産物検査協議会立会の下、農産物検査員が、前年産と今年産の小麦のサンプルを比較しながら1粒ずつ丹念に分析しました。検査の結果、病害などの被害粒や、未熟粒がほぼなく、全量が1等の格付けとなりました。今後、麺用などに出回る予定です。

 管内のカントリーエレベーターは収穫した小麦の荷受け作業で活気付いています。今年産は成熟期の最低温度が低かったため、昨年に比べ7日遅い収穫となりました。小麦「シロガネコムギ」の荷受け作業は6月13日まで続く予定です。シロガネコムギの収穫後は、パン用小麦「ミナミノカオリ」の刈り取りに移ります。麦全体で今年、8200㌧(前年比120%増)の収量を見込んでいます。(写真=病害虫の有無や品質、粒の大きさを念入りに確認する農産物検査員)