いちご苗定植ピーク迎える

2017.09.15

(写真=定植作業に励む生産者)

 

(写真=花芽の分化を確認する指導員)

 

 管内でいちご苗(早期作型)の定植作業がピークを迎えています。今年の育苗は、ランナーの発生が遅く、苗取りが遅れやや小ぶりな苗質でしたが、梅雨明け以降は天気が回復し、生産者の適切な栽培管理により苗質も徐々に改善され例年並みに良い仕上がりとなりました。花芽検鏡の結果から、夜冷・株冷共に分化状況のバラつきも少なく順調な分化となっています。早期作型の定植は8日から始まり9月中旬にピークを迎え、普通作型は9月下旬の定植となる見込みです。

 JAみなみ筑後の作付面積は、部会員数76人が約13.5㌶を栽培し、作型割合は早期作型4割、普通ポット6割となっています。定植作業が始まり、部会員の小川和久さんは「今年産は、天候にも恵まれ、例年通りによい苗ができました。収穫に向け今後の管理を徹底したい。収穫が楽しみ」と話していました。