品質向上目指す ミナミノカオリ実肥研修会

2018.05.22

 JAみなみ筑後は4月5、6日の2日間、パン・中華麺用小麦「ミナミノカオリ」の実肥研修会を開き、みやま市管内のミナミノカオリ生産者60人が参加。望まれる「みなみ筑後」の麦づくりとして、赤かび病の防除方法や品質向上のための実肥について研修会を開きました。

 研修会では資料説明後、武藤優治普通作指導員より現地指導が行われ、管内5ヶ所の水田を巡回。赤かび病に弱い品種であることから適期に必ず防除を行うことやタンパク質含有率11.5%以上を目指すため、実肥の確実な実施を呼びかけました。武藤指導員は「生産者ごとのタンパク質含有率のバラつきをなくし、一丸となって麦の品質を向上させていきましょう」と生産者へ呼びかけ、生産者達もメモをとりながら熱心に耳を傾けていました。

 「ミナミノカオリ」は生産者233名で287㌶を栽培。2018年産は低温による生育遅れがあったものの、3月には高温多雨となり急激に草丈が伸び、昨年と同時期と比べるとやや遅いが順調に生育しています。JAみなみ筑後では、今後も定期的に現地巡回を行い、情報の伝達に努めていきます。(写真=熱心に耳を傾ける生産者)